さくらVPS初期設定 その7(vsftpd編)

vsftpdのインストール

新しく契約したさくらVPS(バーチャル・プライベート・サーバー)の初期設定を備忘録として記載します。Macから接続しているので、Macユーザーの参考になればと。
今回は「vsftpdのインストール」です。

7−1. vsftpdのインストール

 Dreamweaverのftpも使用する予定なので、FTP接続が出来るようにvsftpdをインストールします。RPMパッケージ管理コマンド「yum」が可能なので利用します。

[newuser@ ~]$ sudo yum install vsftpd
[sudo] password for newuser: 
…
Is this ok [y/N]:
…
Complete!

 Complete!と表示されればインストールは完了となります。ついでに自動起動設定もしておきます。

[newuser@ ~]$ sudo chkconfig vsftpd on

 

7−2. 設定ファイルのバックアップ

 vsftpd.confファイルを変更します。まずはオリジナルのvsftpd.confファイルを残すためにファイルをvsftpd.conf.orgという名でコピーします。

[newuser@ ~]$ sudo cp /etc/vsftpd/vsftpd.conf /etc/vsftpd/vsftpd.conf.org

 

7−3. 設定ファイルの変更

[newuser@ ~]$ sudo vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf

 anonymous(匿名)ユーザーのログインが初期では許可されていますので、匿名でログイン出来ないようにします。

#anonymous_enable=YES [#でコメントアウト]
anonymous_enable=NO [追記]

 ファイルのパーミッションが644になってしまうので、グループ書き込みができる664にします

#local_umask=022
local_umask=002

 vsftpdのログを取得する設定を行います。

xferlog_enable=YES [コメントアウトされていないことを確認]

 vsftpdのログファイルを/var/log/vsftpd.logに書き出します

#xferlog_file=/var/log/xferlog [#でコメントアウト]
xferlog_file=/var/log/vsftpd.log [追記]

 NOとすることでvsftpdのログを記録します

#xferlog_std_format=YES [#でコメントアウト]
xferlog_std_format=NO [追記]

 アスキーモードでのアップロード/ダウンロードを可能とします

#ascii_upload_enable=YES
ascii_upload_enable=YES [追記]
#ascii_download_enable=YES
ascii_download_enable=YES [追記]

 ホームディレクトリよりも上に行けなくします。ホームディレクトリよりも上に行けるユーザーを/etc/vsftpd/chroot_listにリスト化します

#chroot_local_user=YES
chroot_local_user=YES [追記]
#chroot_list_enable=YES
chroot_list_enable=YES [追記]
#chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list
chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list [追記]

 -Rを標準として登録し、サブフォルダを含む一括アップロード/ダウンロードまたは削除を可能とします。

#ls_recurse_enable=YES
ls_recurse_enable=YES

 タイムスタンプを日本時間にします。

use_localtime=YES

 

7−4. vsftpdの起動

 vsftpdを起動します。

[newuser@ ~]$ sudo /etc/init.d/vsftpd start
[sudo] password for newuser: 
vsftpd 用の vsftpd を起動中:              [  OK  ]

 これでvsftpdの設定が終わりました。

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